廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

ベトナムでのあるミッション ローカル食堂調査

6月30日~7月7日まで1週間、ベトナム南部、ホーチミンシティ郊外に出張した。目的は、飲食店の出店支援だ。その一環として、ローカル食堂調査を行った。昼食時にローカル食堂を数軒食べ歩き、嗜好や調理方法の調査だ。

まずはワーカーたちが食べる昼食。価格は17000ドン、日本円にすると約85円程度と、ワーカーの食事としては一般的。食す食堂は当然ローカル店。

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手前のワゴンでおかずを選ぶと、席まで運んでくれるのだ。適当に食べられそうなおかずを選び、席に着くとすぐご飯とスープと共に運ばれてくる。

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ご飯は長粒米でパサパサだが、食べられないレベルではない。ほんのり暖かい。おかずは肉料理、魚料理をいくつか選ぶ。紫色のスープは、たぶんタロイモスープか?

山盛りの生野菜は、ハーブの1種で、必ずついてくる。味はパクチーと同じだ。生野菜なので不安が残るが、少しだけ食してみる。

おかずは結構イケる味付けで、日本人にも合う味付けだ。ご飯も進む。次のお店も行くつもりだったのだが、ご飯を2/3ほど食べてしまった。

そして次は道路を挟んだ向かいのお店にいく。ここでも17000ドン。同じようにおかずを選ぶとご飯とスープが運ばれてくる。

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試食するのはいいのだが、暑くてたまらない。ベトナム人は比較的涼しい顔をしているが、我々にとっては暑くて暑くて、食事どころではない。

といいつつ、このお店でも結構食してしまった。

衛生的にはとても日本人には耐えられないレベルだが、一応火が通っているし、一緒に出されるハーブの葉っぱも食べたので、おそらく大きな問題は起きないだろう。

 

日は変わって、今度は支援先の社長の知り合いの親戚のお店を紹介され、早朝からの仕込から見せてもらう。

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このお店はホーチミンからサイゴン川を渡ったローカルな場所にある。道路沿いにあるが、周りにはほとんど何もないのだ。

ここで8時頃から仕込みを見せてもらう。行くと野菜を洗っていたが、にらのような野菜を丁寧にそろえて一つひとつ注意しながら洗い、余分なものを取っていく。すごく丁寧な仕事だ。肉や魚も済みを使って長時間煮込んでいく。汁がなくなるほど煮込んでいくのだ。時間をかけて作っている。

みると、どれも結構おいしそうである。ここの価格は、こんな郊外の何もないところでも、25000ドン、日本円にすると125円と、前に行ったお店の1.5倍ほどする。聞くとワーカーでは食べられない価格だという。

お昼近くになり、我々もいただくが、結構うまい。味付けも丁度いい。

そのうちお客が来だしたが、みんなこぎれいな感じだ。びっくりしたのは、マツダのCX-5に乗った客が来た。これほどの車を持てる客も来るほどのハイレベルなお店なのだ。そしてその後、7~8人のいかにも公安職の方がバタバタと来て、奥のテラス席に陣取っていた。

ここでも様々な職のレベルに合わせたビジネスが成り立っている。さて、我々が目指す客層とメニューをいかに開発するか。これからの課題であるが、早々に解決しなければならない急を要する課題だ。

良い視察になったと思う。