廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

中国に行ってきました Part 1

 

4月21日から27日の1週間、2年半ぶりに中国へ行ってきた。

初日は、私用。北京バレーボール同好会の15周年記念大会への出席だ。
こちらは趣味の世界なので、ここでは割愛。興味のある方は、こちら↓
 
そして、2日目、3日目は北京の市場調査。
 
以前北京で仕事をしていた時は、いろんなところに行っていたのでたくさん情報を持っていた。
市場の状況、卸売業者の状況、小売業者の状況、同業他社の情報、その他ビジネス情報等々。
しかし、帰国後は全く情報が入らなくなった。
 
今回の渡航の最大の目的は、これら情報の収集。なので、観光は一切ない!仕事で行ったので、当たり前なのだが。
で、この2日間は、自分の足で歩いての情報集めと人に会っての情報収集。
 
仕事上あまり公にできないが、少し公開。
 
まずは、王府井。かつては北京一の繁華街。今はおのぼりさんの集まり。
天気は”どよ~~~ん”としていて、視界が悪し。
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この天気、天気ではない!空気が悪くてガスってるのだ。そう、最悪の大気汚染。
 
そんな王府井に、こじんまりした小道の商店街がある。そこには古き北京があるのだ。
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この商店街、いろんなものが売っているが、主なものは食べ物と雑貨。
ほら、こんなもの売ってる。
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ちなみに、このサソリ、生きてる。もちろん毒針は抜いてあるのだが、れっきとした食べ物。
もちろんこのタツノオトシゴ(これはすでに死んでる)も食べ物。当然ヒトデも・・・。
さらには、こんなものも。
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こちらは、セミの幼虫とセミのさなぎ。結構若い人がおいしそうに食べてる。
 
ちなみに私は、サソリは食べたことがある。もっともここじゃなくて、ちゃんとしたレストランで。
 
これは同じく王府井の歴史ある国営の百貨店。中は改装されていて、一流ブランドも入っている。
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ただ、中国ならではの売り場も残っていて、そこに行くと古き悪しき商売が残っている。
えっ、なにがって?サービス精神の一切ない商売なのだ。いわゆる売ってやってる式。
 
店員はおしゃべりや私事に興じていて、声をかけると「うぇ~っ???」っという返事だったりする。
なかなか趣があるよ。
 
ちょっと場所を移して、最近のスポットは、こちら。三里屯という。
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この右側には、有名店が軒を連ねる。どちらかというとスポーツ系とカジュアル系。アップルストアもある。
 
この辺りは外国人も多いし、来街する中国人もハイソだ。
しかし、そのはずれには、これまた国営系のスーパーがある。この店内に行くと、中国らしい売り場だ。
これは豚肉売場。パックされておらず、量り売り。豚肉はここ最近高騰が続いていて、社会問題に発展も。
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もっとリアルなものもある。たとえば、豚の頭の開きとか・・・。
 
これは食用油売場。
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中国では、一般家庭もすごく油を使うのだ。なので、売っているサイズもでかい!
 
こちらは果物売り場。中国は広い。そのため、年中スイカが売られている。
ただし、やはり冬はまずくてスカスカ。夏のスイカはうまい!

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売り場に季節感はない。ローカルの売り場も面白いだろう?
 
中国では、車は右側通行、日本とは逆なのだ。
そして、赤信号でも右折(内回り)はOKなのだ。しかも、道路は車が通るためのもので、横断歩道は車の道を人が渡らせてもらうところなのだ。
なので、信号が青でも横から車が突っ込んでくる。それも、人が横断報道を歩いていてもお構いなし。横断歩道を渡る人が、車の合間を縫ってわたるのだ。
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ほら、歩行者の信号が青なのに、右折の車が右からからどんどん突っ込んでくる。車の間を縫って、人が渡るのだ。
 
そして、こんな乗り物もある。
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小型のオートバイを3輪に改造して、箱で覆ったもの。後ろにはドアもついてる。
これって、なに?れっきとした3輪タクシーなのだ。もちろん乗れる。後ろのドアを開くと椅子がついていて、後ろ向きに座るのだ。料金はもちろん交渉。メーターなんてない。料金は、タクシーの1/3から半分くらい。
2~3kmなら3~5元(40円~70円位?)で行く。
 
久しぶりに北京に来て、少々驚いたこと。秩序がなくなってる。
というのも、私がいた頃といえば、北京オリンピックの前後3年間。国を挙げて国民のレベルを上げようと躍起になっていた頃。そのころバスや地下鉄ではやたら”並べ、並べ”。
もともと並ぶ文化がない中国で、並ぶ習慣をつけるのは、かなりの苦労がある。
 
せめての思いとして、11日は並ぶ日として制定。せめて11日は”並ぶということを意識しよう”ということ。
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ほら、一番上に11。人が並ぶ絵になってる。
意味は大体わかると思うけど、”文明的な乗車、礼儀正しく並ぼう”
 
これがすっかりなおざりになってた。地下鉄に乗ったら、乗る人と降りる人が、ドアが開いた瞬間バトルになる。
ドド~ッと降りてくるし、同時にドド~ッと乗ってきて、押し合いへし合い状態。そうやっている間に、人が全部乗ってなくても降りてなくてもドアが閉まりだすのだ。なので、余計混雑する。
当然、われわれ外国人も何とか乗り込まないと、いつまでたっても乗れない。
 
そんな北京だが、住めば都。北京に住んでいたころは、国内外の出張から北京空港に着いていつものタクシーに乗ると、ほっとするのだ、これが。
これもそれも、慣れると意外と居心地がいい街だった。懐かしい~~~。