廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

一年の総括

今年は、会社員生活を途中でやめて、独立開業元年である。1月5日に会社を登記し、一人で始めた経営コンサルタント事務所。全くのゼロからのスタートである。いや、ゼロではないか?サラリーマン時代に養った仕事のノウハウと業界ネットワーク、そして何より中小企業診断士の資格と仲間がいる。

とりあえず何からしようか?と思いつつ、まずは診断士の仲間作り。

ネットワーク先として選んだのが、食品業界研究会、ワールドビジネス研究会、中国語研究会だ。それ以外には、経営革新プロジェクトマネジャー養成コースの研修を受けることにした。

それとともに、インターネットでいろいろな仕事に応募。この間応募した仕事といえば、中小企業基盤整備機構の販路開拓コーディネーター、海外販路開拓支援シニアマネジャー、同プロジェクトマネジャー、中小企業・ベンチャー企業育成専門家、中小企業再生支援全国本部プロジェクトマネジャー、東京都中小企業振興公社の被災地企業支援コーディネーター、東京商工会議所の中小企業国際化支援アドバイザー、日本貿易振興機構の農林水産食品輸出有望案件発掘専門家、埼玉県商工会連合会専門家登録、さいたま市産業創造財団専門家登録等々。その中で、実際登録ができたもののあれば、不採択のものもあり・・・。

そんな中、墨田区の事業委託で、城東ビジネス総研が募集した商店街調査が最初の仕事となった。これは、墨田区のある商店街について、商業者ヒヤリングと来街者アンケート調査を行い、報告書の作成を行うというもの。これに取り組んだおかげで、この調査は10月にも行われ、今年2回取り組ませていただく機会を得た。その上、その調査の中ではNHKの取材もあり、テレビにも出てしまった。

その後、東京都中小企業振興公社の被災地企業商談会コーディネーターの仕事が決まり、6月頃より毎月何日か、稼働することができた。

更には中小企業基盤整備機構の販路開拓コーディネーターの仕事が決まった。しかしこれは聞くところによると、登録するだけで実際には1年たっても仕事が一件も来ないこともあるという。私の場合、幸い1件仕事をさせてもらえることとなり、取り組んだのはいいが、大失敗。仕事先の開拓が全くできない日々が続いた。何とか頑張って当初予定の3軒の開拓目標のうち2軒は断られたが1軒は何とか結びつけることができた。また、1軒を途中で変更してそちらを何とかつなげることができた。その後ももう1件の案件をお声掛けいただくことができ、それは1月よりスタートできる見込みである。

1月から始まった経営革新プロジェクトマネジャー養成コースは6月で終了し、その後指導いただいた方とのつながりで、さいたま総研の賛助会員となった。直接仕事にはまだ結びついてはいないが、いいネットワーク先であり、今後活かしていきたいと思う。その関係で、1件仕事をすることとなった。ある会社の事業計画書の作成だ。事業計画書は作成し、納品はしたがその後頓挫。未だに再スタートは出来ていない。

食品業界研究会の活動を通じて、仕事を紹介してもらえた。その関係でさいたま市産業創造財団に専門家として登録し、ある食品会社の事業計画と販路開拓を支援することとなったが、当初予定の6回の支援が終了した時点で終了となった。

その後、同じ方より再度他の仕事の依頼をいただき、チャレンジしたがそちらは先方から支援を断られた。しかも、散々ノウハウを提供した後だ。交通費も出ず、実質的に大赤字となったが、いい勉強になった。

知り合いの診断士からセミナーのお誘いがあり、独立後初めて登壇した。1時間弱のセミナーであったが無事終了した。しかし、その後の引き合いはない。

地元商工会議所からある委員会のコーディネーターの依頼を受けた。ほとんどお金にはならないが、やはり地元へは貢献する必要があるので、受けた。今後の広がりに期待したい。

ワールドビジネス研究会に参加していたら、その研究会会長の所属するワールドビジネスアソシエイツという会社のお誘いを受けた。お誘いといっても、チーフコンサルタントとしてネットワーク会員に登録いただき、もし仕事があれば参画できるのだが、これが大きい。たくさんチャンスはあるはずだ。まだ初年度なので役員やネットワーク会員の方々とのネットワーク構築の段階だが、偉大な諸先輩方といろいろと知り合いになれて、本当にいい仲間に出会えた。

今年1年は、会社としては赤字。収入より支出のほうが多かった。ただ、いろいろな方と人脈ができ、来年の活動に期待が持てることが、最大の成果か・・・。いや、過度の期待はダメだ。やはり自分で切り開いていかねば。

また、1月より新たな挑戦をして、より充実した1年にしたいものである。