廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

北京・天津訪問記

北京といえば、2006年から2009年まで住んでいた場所だ。更にはその前2年間は現地F/S及び法人設立のため、たびたび訪れていたので、非常になじみ深い。今でも当時の仲間が多く住んでいるところだ。

2009年に帰国してからも、2回ほど訪れているが、そのたびに街が変わっているのには毎回驚かされる。

当初、反日感情がまだ残っているかもしれないと思い、若干の不安もあったが、全くそのような感じはなく、全く問題なく行動できた。いつも思うが、日本の報道も大げさで、あるほんの一部分のことを全てのように報道するので日本にいると大変なことになっていると思いがちだが、実はそうでもないのだ。

訪問に際しては以前の職場の仲間に連絡を入れて置いたら、みんな楽しみに待っていてくれた。主要メンバーはすでに廃車を離れてしまっているが、集まってしまえばみんなすぐその時に戻ってしまう。私もついついうれしくなり、お酒も進んでしまう。

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ここは海底勞という有名な火鍋屋さんだ。普段は予約しないとなかなか入れないが、事前に予約してくれていたのだ。実際は話が進んで、飲んでしゃべっていて、ほとんど鍋は喰えなかった。

その後、場所を変えてまた飲んだ。現在日系の食品メーカーに転職して、頑張って科長になっている仲間が本日内モンゴルの出張から戻ってくるので、1次会には間に合わなかったが、9時頃には2次会会場まで駆けつけてくれた。

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この日は遅くまで飲んでしまった。ハハハ。しかし、今でも本当にいい仲間たちで、おそらく今後もこの関係は続くと思う。

更に驚いたことは、北京の地下鉄が大きく変わっていた。新路線がどんどん開通し、ものすごい地下鉄網が出来上がっていたのだ。北京オリンピックに間に合わすべく、会場周辺は開通したが、それ以外の部分はまだまだだったが、今は街の主要部分はほぼ網羅されているくらいに広がっている。しかも、以前は2元という一律料金だったが、現在は距離によって料金が変わってくる。当然と言えば当然だが・・・。

そして、今回は天津にも行った。天津といえば、以前はほぼ毎月1~2回は訪問していたところで、ローカルしか止まらない定宿もあった。今回はお客さんといっしょということもあり、比較的便利なエリアの4つ星ホテルにした。

天津には、以前の勤務先の私の同期がいたので、彼に頼んでいろいろと調査に協力してもらった。彼のネットワークは素晴らしく、必要な情報はかなり得ることができ、支援企業にも喜んでもらえた。過去2回ほど中国人と調査に来たが、その時は参考になる場所を見るだけで、なかなかビジネスに本当に必要な情報は得られなかったようで、非常に喜んでもらえたようだ。

天津と北京の間は、動車組といわれる中国版新幹線だ。以前も天津に行く際には毎回使っていたが、現在はなかなか切符も買えないという。しかも、外国人はパスポートを持っていないと切符も買えないようになっている。以前は駅に行って切符を買ってすぐ乗れたのだが・・・。今回、久しぶりに乗った。

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以前といえば、以前は350kmで走っていた。中国といえば住民のことなどお構いなしで、真っ直ぐに高架を作るので、駅周辺以外はほとんど真っ直ぐなのだ。しかし、数年前の事故をきっかけに最高速度は300kmに押さえられている。

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 写真は不鮮明だが、電光掲示板には常に速度が表示される。車内はこんな感じで、日本の新幹線より簡易なつくりだ。いつも思うのだが、日本とそっくりに作ってはいるが、中身は特に耐久性は大きく劣るのではないかと思う。いつか、走行中に分解するのでは・・・。乗っている間はちょっと緊張感があるのだ・・・。

北京では、たまたま以前住んでいたマンションのすぐ近くのホテルを予約した。北京のホテルは結構高く、なかなか安くていい部屋は少ない。相談したら、紹介してくれたのがそのホテルだ。北京の東三環南路にあるホテルで、場所は少々わかりにくいが、なかなか良かった。以前のマンションには歩いて10分と掛からないので、朝早く起きて行ってみた。ここに以前は住んでいたのだ。

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 少し改装されたようだが、以前のままだ。但し、今はほとんど日本人は住んでいないらしい。以前もほとんど住んでいなかったが、わずかには住んでいた。1Fにある日本料理店”松子”はまだやっていた。これはローカルが経営する日本料理店で、以前はたまに行っていたのだ。懐かしい・・・。

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 これは吉野家。ホテルは朝食が付いていなかったので、すぐ近くにあった吉野家で朝ごはん。味は、まあまあうまく再現はしていると思う。充分食べれるレベルだ。

そんな北京、なぜか今でもホッとする場所だ。