廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

金環日食

5月21日(月)朝、日本各地で金環日食が観測された。私が住んでいる埼玉県草加市でも金環日食が観測できる範囲というか、ど真ん中に近い位置にある。

ただ、天気が心配だ。前日まで天気予報では曇。あまり期待できない。

 

その日は朝6時には起きた。そしたら、外は晴れているではないか。外を見ると、青空が出ている。これはと思い、昨日より用意していた三脚を付けたカメラを持ち出し、さっそく観測を始めた。

カメラは、Nikon D5000に200mmのズームレンズを付けている。そして、6時過ぎより太陽が欠けはじめた。日食グラスを通してみると、オレンジ色に光っている。これは朝6:55の画像だ。

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ちょっと電柱が邪魔だが、ハッキリ見える。しかし、やはり天候が不安だ。雲に隠れたと思ったら、雲がまだ薄くて透けて見える。これでは日食グラスがなくてもバッチリ見える。これはもう7時28分頃の画像だ。

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もうすぐという時に、今度は完全に雲に隠れてしまった。全く見えない。

ところが、奇跡的に雲の合間からまた出てきた。いよいよリングになる。

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もう時計は7時36分である。いよいよ金環日食の始まりである。

そして、7時39分、とうとう金環日食になった。まだ、若干左のほうが太い。

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そして、7時43分、とうとうきれいなリングになった。

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雲が多いのがわかるだろうか?そんな中観測できたのは、奇跡に近い。

そして、このころ、朝だというのにあたりは薄暗くなってきた。しかし、空は青空という、日ごろではお目にかかれない光景だ。こちらは、Nikon S3000というコンタクトデジカメのオートで撮ったので、ちょっと明るく映ってしまったが、本当に夕方のように薄暗いのだ。

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そして、この後、だんだん月がずれてきて、また太陽が元に戻り始めた。

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こうして、正規の天体ショーは終わった。

この後、ちょっと驚いたのだが、太陽の直径はいまだに正確な大きさが分かっていなかったらしい。しかし、これを機にかなり正確な大きさが図れるらしい。

 

そういえば、以前中国にいたころ、中国でも2009年7月に長江沿いにこちらは皆既日食が見えた。沖縄や小笠原でも見えたので、記憶にある方もいるだろう。

そのころ、中国では全く日食というものに関心がなかった。中国の事業で売っていたものに、日食グラスを景品に付ける案を会議に出したのだが、週語句人スタッフからは”日食ってなんだっけ?”日本人スタッフからは”商品と日食、関係ないでしょ”しかも見えるのは、上海をはじめとする販売地域のごく一部だし・・・”と気乗りしない様子。

 

中国人の無関心さには驚いたが、いくら発展してきたといってもまだまだそんな余裕がないのだ。今回の金環日食も同様、あまり中国では関心がなかったらしい。

 

ただ、日本人も冷ややかであったのは、少々驚いた。わずかなチャンスでもそれをビジネスに結びつけることを貪欲に考えることを、日本人すらあまりしなくなったのか?

ちょっと残念である。