創業補助金採択される

縁あって、ある東海地方の化粧品メーカーの創業補助金申請書作成支援を行った。行ったのは、昨年の12月半ば過ぎ。突然、ある方から依頼されたのである。

渡されたのは、断片的に書かれたビジネス企画で、何がなんだかさっぱりわからない。しかし、〆切りまではあと1週間ほどしかない。しばらくその資料とのにらめっこが続き、そして、何とかそれらしく申請書の作成にかかった。

ある化粧品メーカーが台湾に販路を開拓するため、別会社を興して台湾向け化粧品を開発して販路を開拓するというもの。もともと日本の化粧品がどんなものかもさっぱりわからず、ネットや断片的な資料をなんとかつなげて事業計画に仕上げて、それにかかわる費用も必要と思われる費用を列挙し、申請書を仕上げた。

仕上げた時には、自分でも納得。完成させて、メールで依頼者に送る。そして、2か月が過ぎた頃、もうそろそろ結果が出るはずと2回ほどネットで確認したが、今回応募者が多く、審査に時間がかかっていること、そして2月末には結果が出るとの予定だったが、3月初旬にずれ込む可能性があることが記されている。なので、それからは見てなかったのだ。

その後、その方はほかの企業にも依頼されて創業補助金を申請していたらしいが、採択されなかったと少々落胆のメールが・・・！

あれ？私が作成した補助金の案件は？と、あわててネット検索。え～っと、とみていると、なんと採択されているではないか！

聞けば、第1回は86.7％が採択されたらしいが、今回は3回目、なんと採択率は27.2％に急落しているとのこと。そんな低い採択率だったとは・・・。

しかし、採択されて万々歳だ。思わずひとりでガッツポーズ！その企業とは面識がないが、また一つ企業の支援ができた。今回は海外進出の創業補助金なので、700万円の補助が出る。中小企業からしたら、700万円は大きい。

その資金を使って、是非成功してほしいものだ。今後の行方に期待したい。