廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

リスクマネジメント研修

いよいよ研修が始まった。申し込みは26名であったが、実際の参加者は18名と少し少な目。実は40~50名を想定していて、研修の中でグループワークを4回する予定をしていたため、模造紙を50枚(4㎏強あり、意外と重たい)を抱えて(カバンに入らず、本当に抱えて)持っていったのだが、少し拍子抜け(笑)。とにかくスタートした。

まずは参加者にグループになってもらった。いきなり机といすを動かし、5名ずつの島にして着席。それぞれお互いにヒヤリングで情報を引き出し、グループの中で他人を紹介するという他人紹介、そしてこの研修での不安や期待、その他感じることを付箋(これも持参)に記入してもらい、さっそく模造紙の登場。模造紙に貼り付けながら、グルーピングをしてもらった。そして、その模造紙は、明日の終了時まで保管し、最後にまたみてもらうことに。

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そして、リスクマネジメント講義の始まり。ここで気が付いた。翻訳をお願いしておいた参考資料1、2と最終日の午後に演習で使う演習シートの翻訳がされていないのだ!これでは研修にも影響するが、仕方がないので現場対応することを検討する。

そして、午前中のグループワーク”world cafe”。日本でもまだあんまり普及していない演習手法、これをいきなり取り入れた。私自身も実は、3回ほど研修生として参加したことはあるが、講師として行うのは初めて(^^;)。当然今回参加のロシア人たち、誰一人知らない。これはどんなことになるか、楽しみだ。

本当はマジックで行うのだが、マジックがない。仕方がないので各人手持ちの筆記用具で対応。そう、常に現場対応なのだ。ディベート好きなロシア人たち、結構活発な議論が始まった。模造紙にもいろいろと書き込んでくれていて、中には図解してくれる人もいる!素晴らしい。

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こんな感じで、活発な議論がされた。聞くところによると、スタートの他人紹介やこのworldcafeは全く初めてで、非常に興味があったようだ。

その後も、リスクマネジメントについての講義が続くが、結構いろいろと質問や意見が出る。基本的には、全ての質問や意見には答えるようにしている。意外と(失礼)きちっと説明すると、わかってくれて納得してくれるのだ。これはうれしかった。ユーモアもあり、やり取りとしては結構楽しい。

そんな感じで研修も無事終了。最後にまた、一番最初にこの研修への期待や不安を付箋に書いた模造紙を取出し、再度見てもらった。”どうですか。研修のスタート時に思っていた期待は満足したか、不安は解消したか?”と発問したところ、”部分的には”という答えが返ってきた。想定では、ほぼすべて解消という答えを期待していたんだけどな~(笑)。満足度はどうかな?2日間が終了し、帰る際には1/3くらいの人が”楽しい抗議をありがとう”とか”大変興味のある講義だった”とか結構喜んでくれたようだ。また、そのうち3人ほどは日本語の勉強をしていて、最後は日本語でお礼も言ってくれた。

私も結果的には大満足の研修であった。ロシア人を少し垣間見たが、結構フレンドリーで優しく、ユーモアもあり勉強熱心。講義中、半分以上の型とはすぐ目が合うのだ。つまりは講義中、本当にこちらを見ながら、真剣に聞いてくれているのだ。

招聘いただいた日本センター、参加いただいた受講生、2日間素晴らしい通訳をしてくれた通訳の方、みんなに感謝!

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