廣井正義 気ままなビジネスブログ

海外支援経営コンサルタントとして、日々思うことを書いてます

平成25年度補正 ものづくり補助金とエネルギー使用合理化補助金採択

今年も2月に補正予算出の補助金公募が始まった。

今年の支援企業は2社。

1社は塗装業、もう1社はプラスチックの射出成形。

2社ともものづくり補助金の設備投資でトライ。ただ、プラスチックの射出成形業者はもう一つ別の補助金にも併願でトライすることとなった。

併願での申し込みは決して違法ではない。ただ、同時に同じ案件で補助金を重複してもらうことはできないので、両方採択されればどちらか一方を選択することとなる。事前確認済みだ。

 

・塗装業

今までやってきた金属およびプラスチック部品への塗装は手吹き。今回は海外から日本未導入の塗装機械設備を初めて導入し、他社に先駆けてノウハウを吸収・蓄積して競争力の強化につなげるというもの。申請額は、設備投資計画は4000万円。そのうちの1000万円を補助金で賄いたいという。

この企業は、補助金初挑戦。補助金ってどんなものかさえ、良くわからない。当たり前だ。ヒヤリングを行い、必要な情報をいただき、申請したところ、見事採択された。社長も非常に喜んでくれて、コンサル冥利に尽きる。

・プラスチック射出成形

こちらも補助金は初挑戦。ただ、金額がデカいのだ。設備投資総額は1億5000万円に上る。資金調達は十分可能なのだが、少しでも補助金で賄えればということで、応募する。ただ、少し問題は革新的な技術やアイデアがないこと。要は、設備の更新なのだ。しかし、それにより新たな市場も生まれる。

結果は、不採択!私にとっては、初めての補助金不採択となった。支援企業には申し訳なくて、ドド~ンと落ち込んだ。正直、半端ない落ち込みよう(自分でいうのもなんだが・・・)。

そしてもう一つ併願で出していた補助金は、エネルギー使用合理化支援事業補助金。実はこちらがメイン。ものづくり補助金は1000万円だが、こちらの上限は50億円、但し補助率は1/3なのだ。しかし、1億5000万円のうち、補助対象は1億円強となるため、採択されると3500万円ほどが補助金で賄える。ものづくり補助金の3.5倍の金額だ。

こちらの視点は、設備の導入あるいは入替でどれだけ省エネ効果が得られるかがポイント。また、事業の内容もしっかり審査される。稼働率が落ちて、結果的にエネルギー消費が落ちるのは、当然ながら不可。

で、結果は、採択された!!!結果オーライだ!。

 

結果的には、2社ともに補助金を獲得できたこととなる。いや、獲得する権利を得たこととなる。これからが本番なのだ。今後もこの2社とは、補助事業を終えるまで支援が続くが、とりあえずは大変喜ばれた。

で、私の報酬は、補助金額に比べるとほんの少し(笑)。申請書作成には多くの時間と試行錯誤、工夫を要するので、時間当たりの収入でいうと、微々たるもの。しかし、喜んでいただけるだけで、私としてもうれしい限りだ。

今回、補助金としては不採択を1件喰らったが、企業単位で見ると、過去から見ても支援企業全てが補助金を得ている。そう、企業単位で見ると、採択は100%だ。今後も落っことさないよう、努力していくぞ~~~(^^)/

 

5月14日に第1次公募の二次応募があり、金属製品製造業と家具、建具の生産・施工を行う総合工事業の2社について、申請した。今回は少々きつかったが、何とかこの企業も採択されることを祈っている。とんがれ、とんがれ!(博打じゃないが!)。